福岡県福岡市南区屋形原5-3-9
092-555-6789
info@nature.ne.jp

深刻なPFAS汚染の実態

科学技術で水の浄化に取り組む会社 

PFASは有機フッ素化合物の総称で、自然界では殆ど分解されないため、永遠の化学物質と呼ばれています。水や油をはじき熱に強いため、1940年頃から産業利用されるようになりフライパンや衣服の撥水加工、泡消火器、半導体、自動車部品などに広く使われていきました。しかしながら、一部の種類で人や生物への有害性が指摘されており、「PFOS」「PFOA」「PFHxS」の3種類については国際条約で製造・使用・輸入が禁止されています。

この条約には、EU諸国を含む180ほどの国々が批准しており、日本も批准しています。

  PFOS PFOA
WHO 100ng 100ng
アメリカ 4ng 4ng
イギリス 100ng 100ng
カナダ 600ng 200ng
ドイツ 100ng 100ng
日本(暫定値) PFOSとPFASの合計で50ng

(ng=ナノグラム、10億分の1g)

国が全国で追跡調査を実施したところ、日本各地の河川や地下水から暫定値を超える値が報告されています。

極めて微量で有害性があり、極めて安定した物質のため、この事実は重く受け止めなければなりません。なぜなら、水道水中の値を低くするために活性炭処理したとしても、埋め立て処分地の土壌汚染を将来的に引き起こす可能性があるからです。

問題を先送りせず、コストが掛かっても分解無害化を進めなければならないでしょう。