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魚の四方山話-第2話(魚の浸透圧調節について)

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魚の浸透圧調節について

1)淡水の硬骨魚

淡水にすむ硬骨魚の体液の浸透圧は、まわりの水の浸透圧より著しく高いので、鰓や口腔粘膜などからどんどん水が体内に侵入してきます。そのため、淡水魚は殆ど水を飲むことなく、侵入してきた水を腎臓から尿として排出しています。淡水産硬骨魚の尿は多量で薄いのです。

2)海産硬骨魚

海産硬骨魚の場合、体液の浸透圧はまわりの海水より低いので、鰓などから絶えず水分が奪われる。そのため、多量の海水を飲むことによって水分の損失を補っています。海産硬骨魚の尿は水分の損失を抑えるため、少量で濃いのです。