おいしい水の条件など、水についてシリーズでお伝えしていきます。
今回のテーマは、水中の不純物についてを書いてみます。
大雑把にいうと、水中の不純物の殆どは、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、ナトリウム(Na)のたった3種類の金属の塩です。塩(えん)とは調味料のしおではなく、カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、鉄、マンガンなど陽イオン(カチオン)と、硫酸、塩酸、硝酸、リン酸などの陰イオン(アニオン)から成る化合物のことです。
もちろんこれ以外の金属化合物も存在しますが、あくまで大雑把にみた場合とご理解ください。
そして、どれくらいの量が含まれると水をおいしく感じ、どれ位の量含まれるとまずく感じるのかを知るために、量の単位も知る必要があります。
有害物質など微量でも危険な物質は単位がもっと小さくなりますが、おいしい水の判断基準は(mg/ℓ)という単位を覚えておけば良いでしょう。このmg(ミリグラム)は1/1,000g(グラム)のことです。水1ℓに5mg溶けている場合、5mg/ℓと表示されます。
なお、水1ℓは1,000gなので1,000×1,000=1,000,000となり、百万分の1g=(PPM)ピーピーエムという表示の場合もあります。