株式会社ネイチャー

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環境のこと

環境問題の四方山話-第4話(マイクロプラスチックによる海洋汚染)

マイクロプラスチックによる海洋汚染問題

最近、注目を集めているマイクロプラスチックによる海洋汚染問題ですが、ことはかなり深刻です。

マイクロプラスチックとは、5㎜以下のプラスチックゴミの総称です。その源は、包装容器や使い捨てプラスチック類、工業用あるいは一般家庭用マイクロビーズ類、フリースなどの化学繊維類を含む全てのプラスチック製品です。

海の生物が餌と間違えて食べるため、海洋生態系への影響が懸念されているわけです。また、マイクロプラスチックが有害物質を吸着し、それを食べた魚を食べることで人体にも影響がでるのではないかとも言われています。

このまま使い続けると、2050年には海の魚の量よりもマイクロプラスチックの量の方が重くなるとの予想もあります。

プラスチックは、自然界では殆ど分解が進まない化学物質です。プラスチックゴミを排出しない循環型社会の構築を、全世界規模で早急に進める必要があります。

環境問題の四方山話-第3話(生物濃縮)

生物濃縮のはなし

水俣病は、チッソ水俣工場が排出したメチル水銀が生物濃縮によって魚に取り込まれ、それを食べた人々に起きた病気であることは有名です。

しかし、生物濃縮には直接濃縮と経口濃縮があることはあまり知られていません。

直接濃縮(bioconcentration)とは、エラや表皮から直接体内に取り込まれる場合をいう。

経口濃縮(biomagnification)とは、食物連鎖によってより高次な生物に取り込まれたものを、経口的に取り込むことをいう。

生物濃縮は、魚種により、化学物質の性状により、その濃縮度合いは異なるのが一般的である。

 

環境問題の四方山話-第2話(化学物質について)

化学物質について(つづき)

化学物質によって我々の生活は豊かで快適になりましたが、一方で化学物質には非常に有害なものもあります。また、有害性が十分把握できていない物質も多数存在します。

有害性は次式で示されます。

有害性=f(暴露 × 影響)

「暴露」:その化学物質に人なり環境生物がどれ位さらされるか。

「影響」:毒性

〇暴露が「0」ならば影響性に関係なく有害性は「0」となる。

〇暴露が大ならば影響は小さくても有害性は「大」となる。

最近あまり騒がれなくなった環境ホルモン用化学物質、影響は小さくても暴露が大ならば有害性は大きなものになります。濃度が極めて低くても作用し、作用自体が何によるか特定しずらい場合、対象物質がわかり難く、その影響も分かり難くなります。単なる都市伝説的な話であってほしいと願うばかりです。

環境問題の四方山話-第1話(化学物質について)

化学物質について

現在、全世界ではどれ位の化学物質が存在するのか?

答えは、1億種以上と言われています。

そして、日本国内では約65,000種類の化学物質が使われていると言われていますが、新規化学物質の開発により、増え続けていくわけです。

現在、わが国では化学物質の製造や取扱い、販売の段階については、化学物質審査規制法、農薬取締法などで規制しています。

化学物質審査規制法(化審法)では、難分解性・高蓄積性及び長期毒性又は高次捕食動物への慢性毒性を有する化学物質を第一種特定化学物質、

人又は生活環境動植物に対する長期毒性を有するおそれがあり、かつ相当広範な地域の環境中に相当程度残留しているか、又は近くその状況に至ることが確実と見込まれることにより、人又は生活環境動植物への被害が生ずるおそれがあると認められる化学物質を第二種特定化学物質とし、それぞれ政令により物質を定めています。

一方、労働安全衛生法のもと、労働者が化学物質による健康被害を受けることを予防する目的で、特定化学物質障害予防規則が制定されています。

これは、健康障害発生リスクが高い物質を特定化学物質第1類、それに準じる者を第2類に指定し、規制が行われています。

化審法の定めるものと名称が似ていますが、内容が異なります。